釜トンネル探索レポート 総集編

みなさん、こんにちは!今回は長野県松本市安曇にある 釜トンネル を調査したレポートをまとめてみました。探索日は2008年7月2日です。出典は「山行が」の隧道レポート第1~6回になります。

1. 釜トンネルってどんなところ?

釜トンネル、通称「釜トン」、これ上高地の玄関口にある古いトンネルなんです。昭和2年に工事用の軌道として作られて、その後自動車道になりました。観光バスもここを通って上高地に入ることが多かったんですよ。トンネルの中は急勾配だったり、クネクネ曲がっていたりで、なかなか手ごわい場所だったんです。

2. 建設の経緯と歴史の変遷

3. 内部の特徴って?

旧釜トンネルの特徴はなんといっても 15%の急勾配中のクネクネ曲がった道。そのせいで片側交互通行が必須だったんですよ。渋滞や坂道で発進できない車も多かったみたい。

探索時に見つけたポイントはこちら:

4. 探索の過程と発見

2008年、僕らは自転車で新釜トンネルを越えて、旧釜トンネルに進入しました。そこで見つけたのは:

  1. 連絡坑: 新旧トンネルをつなぐ通路。昔は照明盤も残っていて、実際に県道として使われていた時期もあるんです。
  2. 急勾配区間: ドライバー泣かせの難所。廃止後は崩落や陥没が進んでいました。
  3. 初代釜トンネル: 昭和2年竣工の工事用坑道が残ってました。瓦礫や湧水で覆われてますが、外に出口があるんですよ。

「洞内分岐2か所、地上脱出口1か所を発見したことが最大の成果である」 ― 探索記録より

5. 総合的な意義と評価

釜トンネルはただの道路じゃなくて、昭和初期から平成まで上高地の玄関口として観光に貢献してきたんです。拡張や付け替えを経て、「坑口が5つもある」っていう珍しい歴史もあります。日本の道路史や観光史を知るうえで、とっても面白い場所ですね。

今は廃道になってますが、中には昔の土木技術や交通の歴史がぎゅっと詰まっていて、文化的にも価値のある遺構といえます。


というわけで、今回の「釜トンネル探索レポート」総集編は以上です。読んでくれてありがとう!