田んぼは生きてる
田んぼは米を育てるだけじゃない。水をためて洪水を防ぎ、空気を冷やし、生き物が住む。町のくらしを守る場所でもある。
農業遺産の知恵
100年以上続く米づくりのやり方が地域の文化や景色、生き物まで守っている。昔の知恵は今でも使える。
米づくりの1年
春は田植え、夏は水の管理と草取り、秋は収穫、冬は土づくり。1年中、農家の人は働いている。
昔の米づくり
クワで田おこし、牛で耕す、手で植えて、手で刈る。脱穀も乾燥も全部手作業。協力して汗を流していた。
弥生時代の米
水路やあぜを作って田んぼの形ができた。炭になった米も見つかっていて、昔の人も米を大事にしていた。
米の流通
JAが集めて、トラックで運び、スーパーや学校に届く。売る人も農家と協力している。米はチームで動いている。
お米マイスター
米の品種、味、炊き方を知るプロ。農家と消費者をつなぎ、おいしい米を広めている。
米ばなれと米あまり
米を食べる人が減って、作っても余る。米粉を使ったパンやスイーツなど、新しい食べ方が考えられている。
減反政策の影響
米が余るから作る量を減らす政策があった。でも冷夏で米が足りなくなったこともあり、農家は政策と天気に振り回されている。
無農薬の米づくり
山形県では農薬を使わずに育てている。草取りは毎日。手間はかかるけど、安全でおいしい米になる。
情報化と機械化
ICTや機械を使って効率アップ。ドローンやスマホで田んぼを管理。作業時間は減り、収穫量は増えている。
米の品種と地域
北海道から沖縄まで、気候や土地によって品種がちがう。コシヒカリ、あきたこまち、ななつぼしなど、名前も味もバラバラ。
品種改良の力
寒さに強い稲を作るために品種改良が行われている。昔は育たなかった地域でも米が作れるようになった。
炊飯は科学
吸水→加熱→蒸らし。この流れで固い米がふっくらご飯になる。炊飯器の中は実験室みたいなもんだ。
自分で米を作ってみた
種から育てて、田植え、水の管理、草取り、収穫まで全部やる。失敗もあるけど、米のすごさに気づける。
日本の米を世界へ
日本の米は海外でも人気。おいしさ、安全、見た目が評価されている。農家も会社も広めるためにがんばっている。
アメリカの米づくり
広い田んぼで大量に作る。機械もでかい。効率重視。国によって農業のスタイルがちがうのがおもしろい。
自分にできること
- ごはんを残さず食べる
- 米袋のラベルを見て、どこで作られたか調べる
- 地元の米を選んで食べる
- 米について新聞やポスターにまとめる
- 米を使った料理を作ってみる
- 農家の人の話を聞いてみる
- 米のことを友だちと話す
- 米の魅力を広める