都営バスの顔を守るシンボルと、異色のハイブリッド車

1. 「エコツムリ」から「みんくる」へ:前面マークの変遷

都営バスの前面にマークがつくようになったのは、W代の都市型超低床車からでした。当初は車椅子マークが左右対称に貼られていました。

Z代(平成5年度)頃: 低公害車やアイドリングストップ(IS)車であることを示す、環境局キャラクター「エコツムリ」が登場。平成11年度からは、扉側に車椅子マーク、運転席側にエコツムリを貼る配置が定着しました。

平成18年末: アイドリングストップの標準化によりエコツムリの意義が薄れたことから、交通局マスコット「みんくる」へと一斉に貼り替えられました。

激レア個体:シークレットみんくる

みんくるマークは水色地の10種類に加え、夜空の下でくつろぐ「シークレットみんくる(江東L108)」という激レア柄が存在します。また、S代以降はクリーム色地が標準となっています。

2. 静かな実力者:いすゞエルガハイブリッド(X代)

平成24年度(X代)にわずか8台のみ導入された「いすゞエルガハイブリッド」は、都営バスの中でも非常にユニークな存在です。

■ 独自の駆動システム

日野製のハイブリッド車と異なり、エンジンとモーターの間にクラッチを配置。発進時にはエンジンをアイドリング状態にしたまま、モーターのみで静かに走行できるのが大きな特徴です。

ユニット
米国イートン社製パラレル式ハイブリッド
外観
最後部付近の窓が一部塞がれ黒く塗装されている
変速機
自動変速式MT(AMT)
独自装備
足元に設置された「エンジン再起動ペダル」
■ 現在の運用

当初は品川・南千住・深川に配属されましたが、運転にクセがあるためか、現在は新宿・青戸・臨海などの委託車庫に集約されています。